動画編集あたりの記事をスマホで漁っているとASCII倶楽部に気になる記事が。フリーの3Dソフトウェア Blender(ブレンダー)で、3Dビル群を簡単に作成できるという。
Blenderというソフトの存在は知っていたが高スペックPCが必要かつ、プロ向け仕様で機能満載ということもあり手を出してこなかった。 しかし今回の記事では、エヴァンゲリオン劇場版でのビル群に心ときめき、かつて熱中した攻殻機動隊の新居浜市の高層ビル、さらには花の都”大東京”に憧れコツコツとアスファルトに刻みたいと思ってきた世代にとって試してみる価値ありと判断した。
まずはこちらの衝撃記事をご参照いただきたい。
ホントに3Dビル群が簡単に作成できるのだろうか??
早速試してみた。
BlenderのインストールとGISプラグイン導入
まずはBlenderから。Blenderは3Dモデリングから2Dアニメーションまで機能満載の統合型CGソフトウェアっとあるけど、機能が多すぎて素人にはとっつきにくい。
今回の3Dビル群の為だけにインストールしてみる。
WondowsメニューにあるMircosoft StoreでBlenderと検索しインストール開始。インストールしたPCの性能は第3世代Ryzen5、8GBメモリで無事起動した。
英語で表示されてますがインストール後に日本語を選べるので安心してほしい。
Blender GISプラグインは下記サイトから入手。
下記画面の通り、Code> Cloneに表示されている「Download ZIP」をクリックしてダウンロードしよう
冒頭で紹介したASCIIのサイトにプラグインの導入方法が詳しく説明があるので導入してみよう。
Windowsの場合、Blenderの編集 メニューにあるPreference (設定)から、アドオンを表示。 インストールから先程ダウンロードしたZIPファイルを選べば導入完了である。
M1 Macbookで正常に動作しない、、、 2022年8月更新
22年8月 Blenderバージョン3.2.2でGISプラグインの動作を確認できました!!
導入自体は下記の通り。ダウンロードしたファイルをZIP圧縮してから、Blenderの編集メニューにあるPreference>アドオン>インストール画面から上記のZIPファイルを選択。 設定画面に3D Blender GISが選択できるようになったが正常に動作しなかった。その場合は、Blenderを最新版にアップデートしよう。
上記を実施後、BlenderのPreferenceからアドオン画面に表示されるので✅をつける
検索窓(虫めがね)に「BlenderGIS」と入力すると検索可なのでご参考までに
BlenderGISの設定画面で、キャッシュフォルダを設定しておく(他はわからないので放置)
3Dビル群がこの手に
プラグインの導入が完了したら早速試してみる
3D表示したい場所を画面に表示する。
大都会東京は自分にはスケールが大きすぎる。まずはとある3大都市圏の1つ名古屋を表示してみた。
ここでキーボード”E”を押すと範囲を確定できる。
GISと表示されているのでクリックして冒頭のASCIIのページに沿って操作していく。意味は不明でもまずやってみる。
しばらく待つと、、、
なんと!それらしい表示がされた!!3D化されている雰囲気。
で、Blenderの操作を知らないから表示視点を傾ける方法がわからない。。。
右端に座標を表すX-ZーYのような表示があるのでマウスでドラッグしてみる。
なんてこった。われら大名古屋ビルヂング周辺が3D化されている!
(微妙に高さが足りないけど)グリグリ動かすことができるではないか!インストールからここまでわずか30分足らず。
Blenderに触れる良い機会
Blenderはプロ向けにも耐えられる機能と性能を持つというイメージだったのでインストールすら躊躇してきた。
今回3Dビル群を簡単に作成できるというイメージに釣られ、インストールからプラグイン導入し見事3Dビル群を作成できた。しかもわずか30分という短時間でここまでできた。
Blenderの可能性を知る良い機会となった。
諸先輩方が有益な情報をネットで発信されている。
時間を見つけては目標を立ててBlenderを使っていきたいと思う。
公式サイト
YouTubeにも多数の動画があり基本を学ぶには十分な情報が手に入る
22年8月追記:PLATEAUというプロジェクトで提供されているデータを用いた方法を紹介した記事もご覧ください
では~